2023年秋に開催された「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」の公式パンフレット全文が、ウェブ上で読めるようになっています。
わたしが書かせてもらったエッセイ「美しく、あいまいで、雑多な日本の〈私〉たち」も載ってます。英語翻訳付き。個人的に、昔から敬愛する今福龍太さんとの”共演”がすごく嬉しかった!中西裕二さん初め、他にも素敵なテキストがたくさん。KYOTO EXPERIMENTに参加されなかった方々も、ぜひご注目くださいませ。
読売新聞夕刊のリレーコラム「たしなみ」。去る3月13日(水)、最終回を迎えました。
毎月、心を弾ませたmaegamimamiさんのイラスト。最後の1枚もとっても素敵。
何かに囚われて、ひしゃげてしまった自分の心を、元通りにしたくて、私は書く。書くという行為に没頭できる時間を、保ち続けられるのなら、私は必ず私の心を守れる。今までがそうだったように、きっとこれからも!
上川多実さんの自伝エッセイ『〈寝た子〉なんているの?——見えづらい部落差別と私の日常』刊行記念トークイベント、いよいよ今週末。東京は西荻窪のとてもとても素敵な本屋さん、今野書店にて。
あいかわらず私は、私が私自身を最良の状態に保つためには、
1、幸せなふりをしない、2、不幸なふりをしない、3、正直に自分と向き合う
という3つが、とてつもなく大切だなと思う。他者の欲望のために、私が私自身を撓めることがないように。今の私は、自分が自分らしくいられると同時に、そんなふうにいられている自分と一緒にいるほかの人たち一人ひとりもまた、何ら無理なく、その人らしくいられているという状況を理想としている……と、こんな話が、上川さんともできたらなと思っています。私たちの解放日誌。重要なのは、熱と敬意と言葉。ぜひともお付き合いくださいませ。イベント(オンライン配信、アーカイブどちらもあります)のお申し込みはこちらから↓
2月14日(水)の読売新聞夕刊。リレーコラム「たしなみ」は私の番でした🩰 いろいろな瞬間に支えられながら、私は書いている。今までずっと、これからもきっと。
私のことを一切知らない、圧倒的多数の人々が生きているこの世界の、途方もない大きさや豊かな豊穣さを愛したい・・・この連載を私が担当するのも次回(3・6)で最後です。maegamimamiさんとの”お別れ”がさみしい。皆様、私たちの”共演”を、あと一回、楽しみにしていてくださいね💘
昨年3月に全12回の予定でスタートしたエッセイ「日本語のなかの何処かへ」。現在発売中『世界2024年2月号』に、無事、最終回が掲載されました。
毎月、趙文欣さんが描き下ろしてくださるイラストに勇気づけられた1年間でした。趙文欣さん、この場を借りて改めて心からの感謝と敬意を💐
「日本語のなかの何処かへ」と題して、書き始めたこのエッセイ。回を重ねながら、グロリア・アンサルドゥーアや李良枝に触発されながら、「国語」の呪縛から懸命に逃れて、たった一つの私のものではない「日本語」との新しい関係を模索していた約20年前の頃の、今よりもはるかに不安定で、危なっかしい自分が、いつも身近にいる気がしました。私は、この時期のことを書けば書くほど、記憶が更新され、まだ書き得ていない領域の気配を感じずにいられないようなのです。未知の私との再会を重ねるこの行為が、単なるノスタルジックな追想、単なる自己模倣の縮小再生産に陥ってませんように、と願うばかり。1年に亘ってお読みくださった皆々様、ほんとうにありがとうございました。次は、長篇小説を書きます。日の目を見るまで何年かかるかわかりませんが、そっと、忘れた頃にはきっと。どうか楽しみにしていてくださいね🌱
昨年9月18日にUNITÉで開催された斎藤真理子さんとの対談「韓国文学と日本語文学のあいだで——〈さえずり〉に耳をすませる」が「すばる2024年3月号」に採録されました。掲載に際してご協力くださったUNITÉさま、改めてお礼を申し上げます。
ここ数年来ずっと、斎藤真理子さんの翻訳なさる小説に心震わされてばかりなので、斎藤さんとお話しする機会を授かって、とっても嬉しかったです🐢
餃子とカメをめぐる、あれこれ・・・ぜひとも、ご注目くださいませ!🐢✖️🥟