🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

『文藝 2020夏季号』に「ウイルスよりも憂鬱」書きました。

4/7発売予定『文藝 2020夏季号』、緊急特集 アジアの作家は新型コロナ禍にどうむきあうのか にエッセイ「ウイルスよりも憂鬱」を書きました。

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詳しくは→http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980072/

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常に書くことで、不安を鎮めたり怒りをなだめてきました。書けば、必ず喜びがありました。けれどもこれを書いてから約1か月。憂鬱は募る一方です。ただひたすら、明日は今日よりも人間を信じられますようにと日々祈りつつ。

https://twitter.com/wenyuju/status/1245352630609559552?s=21

https://twitter.com/wenyuju/status/1244865188500660224?s=21

 

 

 

台湾の視点から日本文化を紹介する台湾の雑誌『秋刀魚』にて、インタビューを受けました。

※中国語のあとに日本語があります※

 我接受了臺灣雜誌〈秋刀魚〉的訪談。這是一本揭示「開始探索日本」的概念,介紹生活、藝術、設計、歷史、科學等面向的文化雜誌。

「新しい日本を発見しよう」というコンセプトを掲げ、生活・アート・デザイン・歴史・科学などを紹介する台湾のカルチャー誌「秋刀魚」でインタビューを受けました。

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 訪談的篇名是〈您回來啦!おかえりなさい 作家温又柔與她的機場時光〉!

 その名も、「您回來啦!おかえりなさい 作家温又柔與她的機場時光」!

    前幾天,我收到久候了的該期雜誌,內心感到無比幸福。

 先日、待ちに待っていた掲載誌が手元に届き、とても幸せな気持ちです。

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 《秋刀魚》的各位願意與我見面,傾聽我的訴說,由衷感謝諸位。  那是令人難以忘懷的,愉快的一段時光。

 『秋刀魚』の皆々様、私に会いにきて、話に耳を傾けてくださり、ありがとう。忘れがたい、楽しいひとときでした。

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 在日本與台灣的「中間」成長的我,能在貴雜誌中登場,感到非常榮幸。

 日本と台湾の"真ん中"で育った自分が、あなた方の雑誌に登場できたことを光栄におもいます。

 雜誌中優美的照片也讓我感動。

 すばらしい写真に感動します。

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 我相信諸位的雜誌今後也一定能把既有新鮮感又充滿魅力的日本身姿,傳達給臺日雙方的讀者們!

 みなさんの雑誌が、これからも新鮮で魅惑的な日本の姿を、日台双方の読者に届けることを信じています!

 尚未與這本雜誌邂逅的,喜歡我書籍的親愛的讀者們,希望大家一定去找找這套雜誌品味一番!

 この雑誌をまだ見つけてない、わたしの本の親愛なる読者たちは、ぜひ、この雑誌を探して読んでほしいです!

 

 詳細は→http://qdymag.com/news/250

 

 礙於我的中文不夠流暢,這篇文章也委請訪談當天協助口譯的黃耀進先生進行翻譯。

 自分で中国語がうまく書けないため、この文章もまた、あの日のインタビューを通訳してくれた黄耀進さんに翻訳してもらいました✌︎

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 我很喜歡在機場的時光,可惜目前暫時無法去機場了。不只臺灣與日本間的往來,希望對所有人而言,能早日回復可以安心在國與國之間移動的日子。

 空港で過ごす時間が恋しいです。一日も早く、日本と台湾の往来に限らず、まただれにとっても、国と国の間を安心して行き来できる日が戻ってきますように🌱

 日本在住の方へ→

 ちなみに『秋刀魚』は、日本(東京)だと、東方書店、下北沢の本屋B&B田原町のReadin'Writin'、蔵前の台感などで購入可能とのこと!

ビッグイシューVOL.379 特集"移民社会"を生きるヒント

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社会課題にコミットするメディア「ビッグイシュー日本版」最新号の特集は、"移民社会"を生きるヒントです。

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バングラデシュのご家族に密着する田川基成さんの魅力的な写真ではじまります!

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ウェブメディア「HAFU TALK / ハーフトーク」をたちあげた下地ローレンス吉孝さん、セシリア久子さん、ケイン樹里安さんが勢揃い!それぞれの等身大のことばには、"半歩"ずつ、もっとよい社会を目指そうという、やわらかくもしなやかな意志が満ちています。

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大阪大学大学院准教授であり、『移民政策とは何か 日本の現実から考える』(人文書院)の編著者でもある髙谷幸さんは、地方参政権、重国籍、出生地主義などについて「移民国が備えるべきインフラ」について丁寧に語ってくれています。

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髙谷幸さん編著である本の帯にあることばを拝借すれば、"移民の未来は、日本の未来"なのです。

と、こんなふうに、敬愛する"同志"たちとともに、ほかでもない「ビッグイシュー」に登場することができて、とてもほこらしい。

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取材時は、雑誌のイメージどおり、カメラマンの方も含め編集部の方々の、いまの日本のかたちを見つめ、少しでもよりよい社会をつくりかえてゆこうという静かな志に触れた思いで、ほんとうに力が湧きました。

記事を構成してくださった中村未絵さんがつけてくださった「豊かなグラデーションの世界」という表現、とても気に入ってます。わたしこそ、自分ではないほかのだれかとともにある喜びを歓迎する精神を鍛え続けたい。どんなひとにも希望は必要なのです。一歩ずつ、いや、半歩でも、踵を鳴らして、虹の彼方へ🌈

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ビッグイシュー」とは、ホームレスの方々にお仕事を提供し、その自立を応援する事業。

自立にむかうための、その主なお仕事の一つが、「ビッグイシュー」の販売です。購入するとそのうちの約半分が販売者さんの収入になります。

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ご存知なかった方はこれを機に、ぜひとも街角で「ビッグイシュー」を販売する方々にご注目くださいね!編集部によれば、どうやら、コロナウィルスのあおりで街角の通行人が激減。各所で販売者さんたち苦戦を強いられてるもよう。ウィルスニモマケズ、ガンバッテル方々のために、今こそ積極的に、彼らに声をかけてください。わたしも、そうしたいです。今号以降も!

 https://bigissue.or.jp/

 

 

 

 

 

「モデル・マイノリティなんて本当は、いない」

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敬愛する方々が編集委員を努める「週刊金曜日」にて、いま、この国で、書く≒生きることをめぐって、話しました。取材というよりは、インタビュアーである植松青児さんとの深い対話の賜物のような記事だと思っています。

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「モデル・マイノリティなんて本当はいない」というタイトルは、ニケシュ・シュクラ『よい移民 現代イギリスを生きる21人の物語』(創元社)に触発されたもの。

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もともと植松さんは、わたしが『よい移民』についてTwitterで呟くのを読み、いてもたってもいられなくなって、わたしと会って話を聞きたいと思ってくださったのでした。

https://twitter.com/wenyuju/status/1159371470797017088?s=21

植松さんのわたしへの取材依頼のメールは、それじたいが現代日本の移民たちとそれをうけいれる社会に対する批評性に満ちたコラムのようで、受け取ったときとても心揺さぶられました。

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また、この取材がきっかけで、『よい移民』を翻訳なさった栢木清吾さんと知り合えたのも、私にとって最高に喜ばしい出来事でした。

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わたしのインタビューという体裁ではありますが、実質、わたしたちの対話の痕跡ともいえる「モデル・マイノリティなんて本当は、いない」。ぜひともご覧くださいませ!

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オマケ。

表紙の写真は、昨年10月25日、仲俣暁生さんがホストを務める連続トーク「21世紀に書かれた百年の名著を読む」第3回のゲストとして、ジュンパ・ラヒリ『その名にちなんで』をめぐり語ってるところ。素敵な背景は、東京・荻窪の本屋Titleさんです。

「私とあなたのあいだ――この国で生きるということーー温又柔・木村友祐往復書簡」始まります✉️

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木村友祐さんとの往復書簡「私とあなたのあいだ――この国で生きるということ」、2020年3月3日に第一便を公開予定。以降、毎週火曜日に手紙は続きます📩 どうかお楽しみに!

‬詳細は→

https://webmedia.akashi.co.jp/categories/849

上の写真は、2016年12月、青森は八戸にある木村友祐さんの実兄・木村勝一さんが営む「オブジェ工場 SLOWBASE」で管啓次郎さんが撮影してくださったもの✉️🕊

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『よい移民』(創元社)× 『「国語」から旅立って』(新曜社)刊行記念対談

🌱2020/02/16 神戸大学インテリジェントラボラトリにてトークイベント!お越しくださるご予定の皆々様、お目にかかれるのを楽しみにしています🌱

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(昨年9月、東京・神田神保町週刊金曜日」編集部にて。初対面ながら意気投合した『よい移民』翻訳者と『真ん中の子どもたち』著者。写真撮影:植松 青児)

イベント詳細は→

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『「国語」から旅立って』(新曜社)、『よい移民』(創元社)刊行記念対談

温又柔(小説家)×栢木清吾(翻訳家・研究者)
「いくつもの声とともに―書く、訳す、物語る」

日時:
2020年2月16日(日) 15:00-17:30(14:30開場)

会場:
神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ
大阪市北区鶴野1-9梅田ゲートタワー8階)
アクセス → https://www.b.kobe-u.ac.jp/access/osaka_room/

司会:
佐藤靜(大阪樟蔭女子大学准教授)

主催: 
神戸大学国際文化学研究推進センター/ 科研費若手研究(B)「グローバリゼーション下におけるケアの分配理論モデルの構築」(代表者:佐藤靜)

お問い合わせ先:
神戸大学国際文化学研究推進センター(担当:栢木)
gicls-promis@research.kobe-u.ac.jp

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温又柔『「国語」から旅立って』(新曜社)について↓
https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b458133.html

ニケシュ・シュクラ(栢木清吾訳)『よい移民―現代イギリスを生きる21人の物語』(創元社)について↓
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=398

TBSラジオ「荻上チキsession-22」に出演いたします。

荻上チキさんが、セッション袋とじ、のコーナーに招いてくださいました。

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あこがれの番組のため、前夜から緊張でどきどきしましたが、スタッフの方々を含め、あたたかな雰囲気のスタジオで、番組がスタートするや否や、荻上チキさんに丁寧に解きほぐされながら、私にとってのニホン語の宛先や、ルーツを探究する欲望、文学の包容力、台湾の総統選についても、気づいたら夢中で話していました。南部広美さんの声、素敵だった…❤︎ 

詳細はこちらを→https://www.tbsradio.jp/449290

#session22
#荻上チキ
#セッション袋とじ

全3回の放送予定とのこと。
初回は1月23日(木)です💫 どうぞどうぞお楽しみに!

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オマケ✌︎ ナイツ、大好きなんです…ミーハーですみません!

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