瀬尾夏美著『二重のまち/交代地のうた』(書肆侃侃房)の書評を書きました。
https://book.asahi.com/article/14340812
被災後、陸前高田へ移り住んだ瀬尾さんが、ツイッターで刻々と綴った復興への“あわいの日々”を記した前著『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』(晶文社)とともに、行き場を失った記憶の住処を、その記憶の輪郭をなるべく歪めずに可能な限りのびやかなかたちで、いまこの瞬間の中に回復しようと努める瀬尾さんやかのじょの誠実な仲間たちの試みには、いつも心が洗われます。
書評では触れられませんでしたが、小森はるかさんと瀬尾さんの映画『二重のまち/交代地のうたを編む』も、ほんとうにすばらしいです。詳しくは、ぜひとも公式サイトを!