佐藤=ロスベアグ・ナナ編著『翻訳と文学著者』(みすず書房)の書評を書きました。
https://book.asahi.com/article/14349880
書評内でも触れましたが、アイヌ文学者・鳩沢佐美夫の「自己構築」をめぐる編著者の論考「証しの空文ー鳩沢佐美夫と翻訳」に大変な刺激をうけました。
錚々たる執筆陣。個人的には、管啓次郎さんの「詩、集合性、翻訳についてのノート」も、メモを引きたくなる箇所ばかりで、読みながら心が躍動しました!
本書の書評を執筆するにあたって、私はつくづく「世界から届く言葉に育てられて」るなと実感しました。
藤井光さんが編者をつとめた『文芸翻訳入門 言葉を紡ぎ直す人たち、世界を紡ぎ直す言葉たち』(フィルムアート社)を引っぱりだしたところ、やっぱりすごくいい!
🌱異なる言語を生きる隣人のことばを、私(たち)にわかることばへと創りなおすために日々尽力なさる方々や、そのすべての試みに敬愛をこめて🌱