🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

💐ご報告。

本日は、第44回野間文芸新人賞選考会。受賞作は町屋良平さんの『ほんのこども』に決定しました。町屋さん、心からおめでとうございます💐

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「祝宴」もノミネートされていたため、今夜は「祝宴」担当者のSさん、『永遠年軽』を作ってくださった講談社のMさん、『魯肉飯のさえずり』の担当編集である中央公論のIさん、『台湾生まれ日本語育ち』『李良枝セレクション』の編集者・白水社Sさんと一緒に「待ち会」を行いました。ノミネートの知らせを受けたときから、どんな結果になっても、私は私の小説を書き続けるだけだ、と思ってはいたものの、きょうはさすがに一日中そわそわしてしまいました。

選考結果は(私たちにとって)残念ではありましたが、コロナ禍以降、こうして敬愛する方々と一同に介して美味しい円卓を囲むのは久々だったので、あとから駆けつけてくださった講談社のHさんも含め、よく笑ってよく喋ってよくはしゃいで、しあわせな夜を過ごすことができて、残念会なのにご褒美みたいな素敵な宴となり、とてもうれしかったです。

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考えてみれば私は、デビュー以来ずっと、私の志を信頼し、私がよりよい小説を書くために惜しみなく知恵を貸してくれて、併走してくれる編集者にばかり恵まれてきました。今回、「祝宴」という一作に至るまでの私の作家としての歩みを心から祝福してくださる編集者さんたちと、まだまだ歩き続けたい、続けよう、と思えて、受賞こそ果たせなかったものの、とても前向きな気持ちになれました。まったく、つくづく、いつだって、まだまだここからが私のいいところ、です。

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月末刊行予定『祝宴』単行本も、完成しつつあります。あこがれの新潮クレストブック風の装幀に笑顔にならずにいられない🥰

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いつも私や私の作品を見守って、楽しみにしてくださる親愛なる皆々様、私の最新刊『祝宴』を、どうかどうかお楽しみに😊