『週刊読書人』12/9号に、『祝宴』刊行記念インタビュー記事が掲載されています。
前作『魯肉飯のさえずり』刊行時も、ボリュームたっぷりのロングインタビューを掲載してくださった『週刊読書人』さん。今回も、ぎゅぎゅっと大事な話が紙面に詰まっています。インタビュアーのSさんが著者近影も撮影してくださったのですが、Sさんと過ごした時間が楽しすぎて我ながら非常にいい笑顔です(ちょっと調子に乗りすぎたかな……)。1面と2面には『ボーダー 移民と難民』(集英社インターナショナル)の著者である佐々涼子さんのインタビュー。佐々さんと同じ号に自分の記事が載っているというこのご縁がとても嬉しく、また頼もしいです。吉野靫さんの書評も見逃せません。
Sさんによる編集後記も沁み入りました。「佐々さんの願う『イマジン』な世界、温さんの描く、分かり合えない者同士が共にある宴を、祝福し信じたい。『人の尊厳とはなにか』とは大仰だが、丁寧に造られた本が証立てるものがあると思う」。
クリスマスが近いので、「戦争は終わる、あなたが望めば」とつぶやきたくなる。本当は年中、つぶやくべきことなのだけれど。