🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

✏️リレーコラム「たしなみ」が掲載されました。

2月14日(水)の読売新聞夕刊。リレーコラム「たしなみ」は私の番でした🩰 いろいろな瞬間に支えられながら、私は書いている。今までずっと、これからもきっと。

私のことを一切知らない、圧倒的多数の人々が生きているこの世界の、途方もない大きさや豊かな豊穣さを愛したい・・・この連載を私が担当するのも次回(3・6)で最後です。maegamimamiさんとの”お別れ”がさみしい。皆様、私たちの”共演”を、あと一回、楽しみにしていてくださいね💘

近況報告では、4!年ぶりに再会した恩師について。楽しい宴だったなあ。

 

✏️「日本語のなかの何処かへ」最終回を迎えました。

昨年3月に全12回の予定でスタートしたエッセイ「日本語のなかの何処かへ」。現在発売中『世界2024年2月号』に、無事、最終回が掲載されました。

毎月、趙文欣さんが描き下ろしてくださるイラストに勇気づけられた1年間でした。趙文欣さん、この場を借りて改めて心からの感謝と敬意を💐

「日本語のなかの何処かへ」と題して、書き始めたこのエッセイ。回を重ねながら、グロリア・アンサルドゥーアや李良枝に触発されながら、「国語」の呪縛から懸命に逃れて、たった一つの私のものではない「日本語」との新しい関係を模索していた約20年前の頃の、今よりもはるかに不安定で、危なっかしい自分が、いつも身近にいる気がしました。私は、この時期のことを書けば書くほど、記憶が更新され、まだ書き得ていない領域の気配を感じずにいられないようなのです。未知の私との再会を重ねるこの行為が、単なるノスタルジックな追想、単なる自己模倣の縮小再生産に陥ってませんように、と願うばかり。1年に亘ってお読みくださった皆々様、ほんとうにありがとうございました。次は、長篇小説を書きます。日の目を見るまで何年かかるかわかりませんが、そっと、忘れた頃にはきっと。どうか楽しみにしていてくださいね🌱

🐢✖️🥟斎藤真理子さんとの対談「韓国文学と日本語文学のあいだで——〈さえずり〉に耳をすませる」

昨年9月18日にUNITÉで開催された斎藤真理子さんとの対談「韓国文学と日本語文学のあいだで——〈さえずり〉に耳をすませる」が「すばる2024年3月号」に採録されました。掲載に際してご協力くださったUNITÉさま、改めてお礼を申し上げます。

記事の構成は”こヴィ”こと小林英治さんがご担当くださいました。

ここ数年来ずっと、斎藤真理子さんの翻訳なさる小説に心震わされてばかりなので、斎藤さんとお話しする機会を授かって、とっても嬉しかったです🐢

餃子とカメをめぐる、あれこれ・・・ぜひとも、ご注目くださいませ!🐢✖️🥟

祝・文庫化🐢💐

✏️「日本語の住人として」書きました

昨日(2/4)の毎日新聞朝刊に「日本語の住人として」が掲載されました。先日(1・17)の読売新聞夕刊「たしなみ」に続きこちらでも、台湾総統選、について書きました。

mainichi.jp

私にとって、”特別”だったこの8年間について。

斎藤幸平さん「分岐点、その先へ」と交代で毎月第一日曜日掲載のコラム。おかげさまで2024年度も続きます。隔月で一度の「日本語の住人として」を来年度もどうぞよろしくお願いいたします🌱

過去の記事のアーカイブはこちらより。

mainichi.jp

こちらもあわせてお読みいただければ、嬉しいです。

wenyuju.hatenablog.com

 

✏️推薦文を寄せました。上川多実著『〈寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常』(里山社、2024)

ひとりでも多くの、それを絶対に必要とする人のために、一冊いっさつの本を心を尽くして編みあげる、小さな出版社のお一つ、里山社さん。そんな里山社さんから、もうじき、こんな本が。

『〈寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常』。著者は、上川多実さん(多く、実る、って、なんとふくよかなイメージの、素敵なお名前なのでしょう)。里山社さんのKさんから大変丁寧なメールをちょうだいし、上川さんの「日常」が織り込まれたこのエッセイを読ませてもらって、推薦文を書かせていただきました。

satoyamasha.com

佐藤真を師事しドキュメンタリー映画『ふつうの家』を発表したこともある上川さんは、「マジョリティ側にわかるように自分のつらさを説明し続けなければならない」ことこそ、ご自身のつらさの大きな一因だったと書いています。本人が望もうと望むまいと、他の多くの人びとから「少数派」とみなされる機会の方が圧倒的に多い立場で生きざるを得ない人。そういう人たちのほとんど誰もが、自分に「正直」であろうと決意した途端、どうしても、しょっちゅう、絶対にぶつからざるを得ない、「わかってほしい、わかってもらわなければ、でも、わかってもらうために、なぜ、こんなにも一方的に頑張らなくちゃならないの?」という「疑問」……この本が、イ・ジェフンやチ・ジニの出演するドラマ『ムーブ・トゥ・ヘブン:私は遺品整理士』の話題から始まるのもあって、あのドラマがまさにそうであったように、私たち次第で、この「世界」は、今よりももっとましになる、と読後にしみじみと感じました。それにしても、幸せなふりをしない、不幸なふりをしない、正直に自分と向き合う。自分自身を「解放」するには、やっぱりそれしかなさそうです。「部落差別」について学ばなきゃ、などと身構えず、上川さんによるこの「解放日誌」を、やっぱりいつもなんとなく窮屈なあなたにこそ是非とも読んで欲しく思います。

 

✏️リレーコラム「たしなみ」が掲載されました。

報告が遅れましたが、1月17日(水)読売新聞夕刊では、先々週行われた台湾総統選挙に”行かなかった”理由を書きました。

作家になって以来、日本や台湾で「選挙」があるたび、こういうことを書かせてもらう機会や媒体に、その都度そのつど、きちんと恵まれてきた私は、ひょっとしたら「一票」よりも重みのある責任を握りしめているのではないかと思うことがあります。こんなもの手放した方が楽だろうなと揺れることもあるけれど、今はまだ、こうした機会を重んじながら書くことを続けたいと感じています。折しくも、1月17日の紙面。29年、という月日に思いを馳せつつ。

🎙1・27(土)Studio04@東京・西大島にて『New Habitations: from North to East 11 years after 3.11』記念イベントがあります

メモ。「マッチが擦れるみたいにして火花が散る。そこで灯った火が、語られた言葉の傍らにあるはずの、語られないこと、語り得ないことたちを照らしてくれる気がして。それらを無理やり明るみに出そうとは思わない。ただその存在を忘れずにいたい」(瀬尾夏美)

瀬尾夏美さんの最新刊。生きのびるブックス、というとっても素敵な名前の出版社!

瀬尾夏美さんと仲間たちのプロジェクト「カロクリサイクル」の拠点であるtoukyouのStudio04にて、写真詩集『New Habitations: from North to East 11 years after 3.11』の展覧会が、先週末から開催中! トヤマタクロウさんの写真と瀬尾夏美さんの詩の呼応が放つ、絶妙な緊張感が快くて、大変素晴らしいのですが、今回、Studio04には写真集収録作品や未掲載カットが展示されるとのこと。私はまだ現場に行ってませんが、とっても楽しみです!

「住むの風景」というプロジェクトのうち、「被災後を生きる」篇から生まれたこの写真詩集。同じく「住むの風景」のもう一つの「四十年目の都市」篇のメンバーである私・温が、この展覧会の最終日1・27(土)の午後に行われるトーク&スライドショーにゲストとしておじゃまさせていただくことになりました。題して「11年後の東北と東京」。参加は無料ですが事前申込制です。申し込み方法は以下をご覧くださいませ。

docs.google.com

瀬尾さんとお喋りするのがとっても楽しみです。ご都合つく方、ぜひとも私たちに会いに来てくださいね。トークイベントのご参加は難しくとも会期中に展覧会に足を運ばれるのをお勧めいたします!

(住むの風景についてはこちらを)

newhabitations.com