🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

2024-01-01から1年間の記事一覧

✏️「日本語の住人として」書きました

ちょっとだけ告知(報告)が遅くなりましたが、今月も「日本語の住人として」書きました。 2024年6月2日掲載 最近、再読中の『現代アメリカアジア系詩集』(水崎野里子編訳、土曜美術社販売、2003)収録、ジョアンヌ・ノブコ・ミヤモトさんの「あなた…

✏️『部落解放6月号』にエッセイを寄稿しました。

「天皇のいなくなった国で、生まれて」と題したエッセイを、もうじき発売予定『部落解放2024年6月号』に寄せました。この場を借りて、お声をかけてくださったMさんに感謝を込めて。 水平線、というコーナーです。歴代執筆者の錚々たる顔ぶれにドキドキしなが…

💐李良枝のこと 5月22日に心を寄せて

5月22日は、わたしの最も敬愛する作家のお一人、李良枝さんの祥月命日です。 日本語はあなたのものでもある、と23歳のわたしを鼓舞した李良枝の小説「由熙」。24歳の誕生日にもらったこの全集とも、もう20年のお付き合い。次の20年も変わらず、わたしの書棚…

🎂お詫び

2024年5月13日〜15日に実施したバースデー・ドネーション。目標額を上まわるたっぷりの寄付が集まって、心から感謝しております。改めてありがとうございました。 wenyuju.hatenablog.com お祝い(寄付)をくださった方お一人ひとりにメッセージを返すつもり…

🎂誕生日寄付のお礼🎂

今年のわたしのバースデー・ドネーション、たった今、締め切られました。3日間、ありがとうございました! syncable.biz 当初の目標額を大きくうわまわって、うれしい気持ちでいっぱいです。ささやかながら、と言い添えてくださる方が多いのですが、一つひ…

🎂外国にもルーツを持つ子どもたちが安心して勉強できますように。「誕生日寄付」のお知らせ🎂

5月生まれのわたくし。今年も本日(5/13)からバースデー・ドネーション(誕生日寄付)を開始します。詳細は以下をご覧くださいませ。ぺっこり45度。 syncable.biz 今年もまた、「寄付」という形のお誕生日祝いを元気玉みたいに膨らませて、一人でも多く…

🎙6・22(土)講演「わたしの移民のうた」from日本社会文学会春季大会

6・22(土)東京大学駒場キャンパスで行われる日本社会文学会2024年度春季大会「移民・難民をめぐる想像力――受容と排除のはざまで」にて、基調講演をつとめることになりました。 またもやこんな大役を仰せつかり、今からドキドキしますが、お声をかけ…

✏️『新潮創刊120周年記念特大号』にささやかな随筆を寄稿しました。

2024/05/07発売の『新潮6月号』は創刊120周年記念特大号。創作の小さな真実、というテーマでわたしもささやかな随筆を寄せました。 松浦理英子さん、高村薫さん、黒川創さんに古川日出男さんや星野智幸さん、岡田利規さん(ああ、もうキリがないのでここ…

✏️東京書籍:ことのはつづり2024年春特別号にエッセイを寄稿しました。

東京書籍が刊行する令和7年度中学校国語教科書の内容解説資料。『新編 新しい国語 三年』には、わたくしのエッセイ「世界への入り口」が採用されているのですが、それをうけて「ことのはつづり」でも、ささやかな文章を寄せました。 「国語」から旅立ったか…

✏️「日本語の住人として」続きます

この春で3年目を迎える「日本語の住人として」。斎藤幸平さん「分岐点、その先へ」と交代で毎月第一日曜日掲載のコラム。2024年度も隔月に一度どうぞよろしくお願いいたします! mainichi.jp 4月の最初の日曜日なので、「書くことって、面白い」と興奮…

✏️エッセイ「美しく、あいまいで、雑多な日本の〈私〉たち」

2023年秋に開催された「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」の公式パンフレット全文が、ウェブ上で読めるようになっています。 https://kyoto-ex.jp/wp-content/themes/kyotoexperiment/assets/files/Kyoto_Experiment_2023_Magazine.pdf わたしが書…

✏️リレーコラム「たしなみ」最終回を迎えました。

読売新聞夕刊のリレーコラム「たしなみ」。去る3月13日(水)、最終回を迎えました。 毎月、心を弾ませたmaegamimamiさんのイラスト。最後の1枚もとっても素敵。 何かに囚われて、ひしゃげてしまった自分の心を、元通りにしたくて、私は書く。書くという…

🎙3・16(土)13時〜@今野書店「トークイベント 上川多実×温又柔〈寝てた〉ことなんてなかった、私たちの半生」

上川多実さんの自伝エッセイ『〈寝た子〉なんているの?——見えづらい部落差別と私の日常』刊行記念トークイベント、いよいよ今週末。東京は西荻窪のとてもとても素敵な本屋さん、今野書店にて。 あいかわらず私は、私が私自身を最良の状態に保つためには、 1…

✏️リレーコラム「たしなみ」が掲載されました。

2月14日(水)の読売新聞夕刊。リレーコラム「たしなみ」は私の番でした いろいろな瞬間に支えられながら、私は書いている。今までずっと、これからもきっと。 私のことを一切知らない、圧倒的多数の人々が生きているこの世界の、途方もない大きさや豊か…

✏️「日本語のなかの何処かへ」最終回を迎えました。

昨年3月に全12回の予定でスタートしたエッセイ「日本語のなかの何処かへ」。現在発売中『世界2024年2月号』に、無事、最終回が掲載されました。 毎月、趙文欣さんが描き下ろしてくださるイラストに勇気づけられた1年間でした。趙文欣さん、この場を…

🐢✖️🥟斎藤真理子さんとの対談「韓国文学と日本語文学のあいだで——〈さえずり〉に耳をすませる」

昨年9月18日にUNITÉで開催された斎藤真理子さんとの対談「韓国文学と日本語文学のあいだで——〈さえずり〉に耳をすませる」が「すばる2024年3月号」に採録されました。掲載に際してご協力くださったUNITÉさま、改めてお礼を申し上げます。 記事の構成は”こヴ…

✏️「日本語の住人として」書きました

昨日(2/4)の毎日新聞朝刊に「日本語の住人として」が掲載されました。先日(1・17)の読売新聞夕刊「たしなみ」に続きこちらでも、台湾総統選、について書きました。 mainichi.jp 私にとって、”特別”だったこの8年間について。 斎藤幸平さん「分岐点、そ…

✏️推薦文を寄せました。上川多実著『〈寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常』(里山社、2024)

ひとりでも多くの、それを絶対に必要とする人のために、一冊いっさつの本を心を尽くして編みあげる、小さな出版社のお一つ、里山社さん。そんな里山社さんから、もうじき、こんな本が。 『〈寝た子〉なんているの? 見えづらい部落差別と私の日常』。著者は…

✏️リレーコラム「たしなみ」が掲載されました。

報告が遅れましたが、1月17日(水)読売新聞夕刊では、先々週行われた台湾総統選挙に”行かなかった”理由を書きました。 作家になって以来、日本や台湾で「選挙」があるたび、こういうことを書かせてもらう機会や媒体に、その都度そのつど、きちんと恵まれ…

🎙1・27(土)Studio04@東京・西大島にて『New Habitations: from North to East 11 years after 3.11』記念イベントがあります

メモ。「マッチが擦れるみたいにして火花が散る。そこで灯った火が、語られた言葉の傍らにあるはずの、語られないこと、語り得ないことたちを照らしてくれる気がして。それらを無理やり明るみに出そうとは思わない。ただその存在を忘れずにいたい」(瀬尾夏…

✏️「日本語のなかの何処かへ」第11回めが掲載されました。

発売中『世界2月号』に、「日本語のなかの何処かへ」載っています。 「不太會學習,只很愛學習」な私。考えてみれば、まだ字が書けなかった頃から(ドラえもんが出てきそうな引き出し付きの)机に向かって「勉強」しているごっこがとても楽しかった子どもで…