🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

2019-01-01から1年間の記事一覧

さよなら、2019年。親愛なる愛読者の皆様に感謝を込めて。

2019年は、憧れのよりみちパン!セシリーズで『「国語」から旅立って』(新曜社)を上梓し、10代向けのエッセイを書きたいという夢を最良の形で叶えることができました。たった今この瞬間もわたし、「日本人のふりをやめることで自分を取り戻したわたしという…

台湾で、『機場時光』刊行記念ツアーします✈︎

11月は、台湾にて数カ所、『空港時光』こと『機場時光』刊行記念のトークイベントおよび講演をいたします 限られた日程ながらも敬愛する友人たちのご尽力のおかげで、台北にとどまらず、高雄と台南にもお招きいただけたのがとてもしあわせ。南にお住まいの方…

『空港時光』の台湾繁体字版が翻訳刊行されました🛫

『空港時光』(河出書房新社)が『機場時光』となって台湾で翻訳・刊行されました。くうこう、は、kōng gǎng、ではなく、きじょう、jīchǎng、となってるのがとても気に入っています。中国語が読める方には、ぜひとも原文と照らし合わせながら、漢字でゆるやか…

信田さよ子さんと「母」と「国家」をめぐって対談しました。

「母」と「国家」をめぐる信田さよ子さんとの対談、後篇です。 「家族」と「国家」は連携し、共謀する | 信田さよ子+温又柔「『母』と『国家』」 | webマガジン クラルスclarus https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/2368 前篇はこちらから! 前編:「母…

10月は、虎ノ門と荻窪で!

いま、このくにで、"台湾"という源を授かった者として日本語を書き、読まれ、また書き継ぐということについて、あいかわらず日々考え続けています。そんな私の喋ることが、ほかのだれかにとって少しでもおもしろいところがあるのなら…私はよろこんで喋り続け…

9月の、神保町で会いましょう。

9/5(木) 19:00~ 『本屋がアジアをつなぐ』(ころから)刊行記念石橋毅史さん×温又柔トーク&サイン会「本屋が町の自由を支える!?」 | 東京堂書店 http://www.tokyodo-web.co.jp/blog/?p=19476 2019年9月7日(土)18:00〜 旅立つことば リービ英雄…

AKI INOMATA個展「Significant Otherness(シグニフィカント・アザネス)生きものと私が出会うとき」@十和田市現代美術館で、9月15日、朗読ライブ「溶け合う、溶け出す」

殻を引っ越してゆく習性をもつやどかりに、世界の都市のミニチュアをかたどった「やど」を提供するプロジェクト、《やどかりに「やど」をわたしてみる》。 白水社ウェブサイトで連載していたエッセイを一冊にまとめるための準備をしていた2015年、AKI INOMAT…

お知らせ。信田さよ子さんと「母」と「国家」をめぐって対談しました。

信田さよ子さんと「母」と「国家」をめぐって対談しました。 https://clarus.shin-yo-sha.co.jp/posts/2183 デビュー以来わたしは、「国語」の時間に教わった日本語こそが"正しい"と思い込むのはつまらない。たとえば、私の母が話すような、カタコトの日本語…

『「国語」から旅立って』刊行記念イベント+αのお知らせ。

よりみちばかりしていたおかげ!で、憧れのよりみちパン!セシリーズより『「国語」から旅立って』を刊行することが叶いました。 ⇧写真は、ジュンク堂池袋店児童書コーナー。かわいい"あの子"のポップがすごくうれしかった!発売早々、粋なおしごとをしてく…

『「国語」から旅立って』(新曜社)が、発売されました。

『「国語」から旅立って』(新曜社)が、発売されました。 http://shin-yo-sha.cocolog-nifty.com/blog/2019/05/post-0f1d91.html ニサイ、という日本語をおぼえてから、李良枝「由熙」のような小説を書いてみせる、と決意するまでの日々を書いた1冊です。そん…

「文藝2019夏号」に小説「君の代と国々の歌」を寄せました。

「文藝2019夏号」に小説「君の代と国々の歌」を寄せました。 再起動、の文字がまぶしい動く!表紙の『文藝』リニューアル号。 http://www.kawade.co.jp/np/bungei.html きみがよ、と、何日君再來、の、君、のもとで響きあう国語たち。昭和2年生まれの台湾人…

私に備わりつつある"発言力"を殺さぬための覚書

このたび、日本語教育の文化発信部門にて文化庁長官から表彰されることとなりました。 「国民国家」ならびに「国語」の権威を疑い、抗うことで、私は自分自身の言葉を取り戻しました。そんな私が、国の機関である文化庁から表彰されるのは、白状すれば、複雑…

「国語」から旅立って エッセイ更新されました。

新曜社ウェブサイトにて連載中の、「国語」から旅立って 第5回 わたしの国はどこにある? が更新されました。 上海にいた20才のときの、国と国と国の真ん中で迷子になり、おろおろしていた頃のことを書きました→ https://www.shin-yo-sha.co.jp/yorimichipen…

我用日語哭也用日語笑🌱

台湾の雑誌「鏡週刊鏡到底」でロングインタビューを受けました。 【温又柔專訪一】大家都說日本人親切 她最知道日本人有多排外 https://www.mirrormedia.mg/story/20190104pol002 インタビュアーは、わたしが台湾の同世代の作家でもっとも敬愛するおひとり、…