東京書籍が刊行する令和７年度中学校国語教科書の内容解説資料。『新編 新しい国語 三年』には、わたくしのエッセイ「世界への入り口」が採用されているのですが、それをうけて「ことのはつづり」でも、ささやかな文章を寄せました。
「国語」から旅立ったからこそ、自分にとっての小説の輪郭を見出せたというのに。そんな自分の書いたものが、「国語」の教科書に採用されるなんて。ちょっとドキドキします。でもでも、わたしが書いたものが、今、このくにで育ちつつある中学生たちの「純ジャパ」幻想を揺さぶったり、ニッポン以外のルーツを持つ子どもたちの心をポッとあかるく照らす一つのきっかけになるならすっごくいいなあ、とも思います。もちろん、現場で「国語」を教える先生方にも何かポジティブな気持ちになってもらえたら嬉しいです。
なんと、新しい中学１年生用の教科書には、朝井リョウさんが中学校に入学したばかりの生徒を主人公に書き下ろした小説も！ああ、やっぱりさすがです・・・！
