2024/10/03発売『母の友』の恒例企画「こどもに聞かせる一日一話」に「リンリンアイーと、お母さんの言葉」と題したお話を書かせてもらいました。
「子どもは大事。わたしも大事」な人たちのこころを支えてきた『母の友』創刊号以来、長年続く「こどもに聞かせる一日一話」は、あまりにも忙しい世のお母さんたちが、何かお話ししてよ、とせがむ我が子に話してあげられるお話をひとつずつ、1ヶ月分、提供する企画。嬉しいことに私もその書き手の一員に加えてもらいました。
私の願いは昔からずっと今この瞬間もきっとこれからも変わりません。ニッポンゴではない言葉を話すお母さん(あるいはお父さん)を持つこの国で育ちつつある子どもたちが、お母さんの言葉を堂々と愛おしく思えますように。この国で子育て中のどんなお母さんも、ニッポン人みたいなニッポンゴを喋らなければ、と縛られず自分自身の言葉を楽しく喋れますように。
この「リンリンアイーと、お母さんの言葉」を、親友・Nちゃんに捧げます。Nちゃんが誰の目も耳も憚ることなく、かのじょの夫や夫のご家族、父親の母国語をニホンゴと同じぐらい喋れる6歳の娘さんと楽しくおしゃべりできますように。ここ、日本でも。中国で、でも。
ざんねんながら休刊が発表されたばかりの『母の友』ですが、これまでのお母さんたちを支えてきたその歩みに深い敬意を込めて。