🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

🐅『恋恋往時』が発売日を迎えました。

画像は集英社ステーションより拝借しました。

2025/05/26、私の小説集『恋恋往時』が発売日を迎えました。書き下ろしの表題作をはじめ計4篇の小説が収録されています。この四つの作品を一冊の本として束ねることが叶って、安堵。日本と台湾をぎこちなく行き来しながら書き継いできた「被写体の幸福」(2016)「君の代と国々の歌」(2019)「二匹の虎」(2023)、そして「恋恋往時」(2024)が、一つ屋根の下に集う小説として読まれることを思うと、しみじみ嬉しくなります。この本が、この本を必要とするあなたのもとへきちんと届きますように。あなたのおかげで私は、私のためだけでなく、私の小説を書き続けていられます。

🐅集英社ステーションにて、刊行記念インタビュー及びエッセイを寄せました🐅

www.bungei.shueisha.co.jp

虎とうさぎ。駄菓子屋さんの懐かしい小物たち。佐治みづきさんが描きおろしてくださった絵のおかげで、私の心のなかの愛おしいものたちがやさしく呼び起こされます。『永遠年軽』(2022、講談社)に続き、著者の姓名とよく似たヘンテコなタイトル『恋恋往時』を、この上ないほどの大変素晴らしい装幀に仕あげてくださった岡本香織さんを敬愛してやみません🐅🐅

台北にいる私に、お姉ちゃんの本が届いたよ、と妹が送ってくれました。

 

私は、まさにわたくしごとで、現在、両親と一緒に台湾にいます。発売日を迎える早々、『恋恋往時』を迎え、歓迎してくださる全国各地の書店さん、学校や地域の図書館・図書室の皆々様、この場を借りて、海向こうからまずは最初の感謝を込めて🐅