3月です。考えてみれば、1年にわたる信濃毎日新聞での連載「日本語に住みついて」の最終回を書きあげて、きたしまさんが描いてくれた12枚めの絵を受けとったのは、ちょうど去年の今頃でした。
私は、つくづく、同じようなことばっかりを書いて、書いて、書き続けてしまう……ずっとこんなふうで、私は大丈夫なのかな? と思ったこともあったけれど、「日本語に住みついて」を書き終える頃にはとうとう、思うように至りました。繰り返す必要がまだあると少しでも感じる限り、何度でも同じことを私は書き続けよう。
ふたたび、3月。また巡ってきた春を迎えながら、いよいよ明後日、『日本語に住みついて』の刊行を記念したイベント「日本語に住むということ」をします。
朗読、演奏+歌唱、ライブペインティング……小説家と画家と音楽家いっしょになってできるいろいろ楽しそうなことをするつもりです。
『日本語に住みついて』だけでなく、「祝宴」のとある場面も加わったりして、声が、音が、絵が混ざり合ってゆく様子を、楽しんでもらえますように……♪
土曜日の朝、というできれば朝寝坊していたい時間帯でちょっぴり申し訳ないですが、春の爽やかな週末の始まりを私たちと一緒に味わおうという元気いっぱいの方、ぜひ遊びにきてくださいね。早く始まる分、終演後はゆったり、素敵なお店でみんなで一緒にのんびりと美味しい珈琲を味わえるはず。
オンラインもあり〼。画面越しでもお待ちしております!