エリザベス・アセヴェド著、田中亜希子訳『詩人になりたいわたしX』(小学館)の書評を書きました。
https://book.asahi.com/article/14283807
「書くことは傷つくことから自分を守るためのたったひとつの方法のように思えることがある」。
いい「先生」に恵まれなくても、いい「本」はそこらじゅうにある。読み、書くための力を習得する機会が、どの子どもにもきちんと開かれるようにいつも祈ってる。なぜなら書くことは生きること。生きることは自由になること。自由とは自分自身の声をもつこと。その声の中に、自分以外のひとびとを住まわせる場所を確保すること。それを示すために書く大人でありたいとエリザベス・アセヴェドは私にも焚き付ける。