🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

✏️「日本語の住人として」掲載されました。

11月6日、毎日新聞で連載中「日本語の住人として」が掲載されました。

mainichi.jp

私が10歳前後だった1990年初頭、一般の日本人が台湾に抱くイメージは、まだタピオカだの小籠包だの今みたいに「優しくて、なんだか懐かしくて、ほっこりする」ものではなかった。どちらかといえば男性天国。若い女の子がこんなところきて楽しいの? とナンシー関が現地の人に問われたような。

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あの子が、あの子の親のような大人になっていませんように。私のこの思いは、台湾人としてのものなのか日本人としてのものなのか。ごっちゃになっている。判別がつかない。台湾人であろうが日本人であろうが、口もききたくない人間がいるってことは間違いない。そして私自身が他の誰かにとってうっかりそんな人間にならずに済むようにとも思う。そのためにも、隣り合う「他者」について可能な限り勉強をし続けなければと思う。間違えたら、改めればいい。間違えを認めたくなくて、間違えたことがないふりをする方がよっぽどいけないのだ。頑張ろう。