🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

🎙7・14(金)三木幸美✖️温又柔対談「私たちはここにいる」@カトリック麹町聖イグナチオ教会

 『私のものではない国で』の刊行を記念し、敬愛する友人・三木幸美さんと対談します!フィリピンと日本のハーフとして被差別部落で育った幸美さんはお母様の尽力で8歳の時に日本国籍を取得します。子ども時代、ナニジンとしても自分はホンモノじゃない? と悩みながらダンスに巡り合って、現在では”あるがままの私”を表現するために踊ることや踊ることの喜びを伝える幸美さん。そんな幸美さんと一緒に、「たとえ、日本が私のものでなくても、この日本語は紛れもなく私のものだ」と思っている私が、今、話しておきたいこととは?

 実は、私と幸美さんとの最初の”共演”は、2017年。この年「真ん中の子どもたち」を発表した私のインタビューと、幸美さんが寄稿した「〈ハーフ〉になる日」が、移住連製作・発行『Mネット195号』に載りました。幸美さんのことを私はそれまで存じ上げていなかったものの、そこに綴られた、みずからの来歴をおおらかに晒しつつも、自分が明け渡したものに対して、読み手の乱暴な解釈は許したくない、という気概も感じさせる静かな覚悟に満ちた繊細な文章に、つよく惹かれたのをよく覚えています。

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 2019年にはやはり移住連さんの全面的なご協力で、幸美さんとの対談をさせていただきました。

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 コロナ禍を挟んで、あれから4年。私たちを巡る風景は、良くも悪くも、刻々と変わりつつある。先々のために、今、しゃべっておきたいね、ということで今回、対談のイベントを企画してもらいました。「わかってほしい、わかってほしい、いや、そんなに簡単にわかられて、たまるものか。共感しろ、共感するな。理解しろ、理解した気になるな」と、つくづくめんどくさい私たち。しかもどちらも調子に乗ると、口が悪くなる・・・まったくもって可愛げのない私たちですが、それでもよければ、ぜひ会いに来てください。諸事情により配信はしませんので、まさにその場でしか話せないことを思い切り話すことになりそうです。申し込みなどは、こちらより。↓

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