🕊温聲提示🕊

温又柔が、こんなことします、や、こんなこと書きました、とお知らせするためのブログ。

🌻『母の友』2023年8月号におじゃましてます。

7月3日発売予定『母の友8月号』の「いま、読みたい本」で、「自分を縛っていた過去を読み替える」読書について、お喋りしてきました。

撮影は黑田菜月さん!可愛く撮ってもらえて幸せいっぱいです。

 何時間も入り浸りたくなる喫茶店で美味しいコーヒーを片手に、「読むと呼吸が深くなる」3冊の本について、インタビュアーのSさんと語らうひとときを、とっても楽しみました。

 アリス・マンローの『ディア・ライフ』と、デボラ・レヴィの『ホットミルク』を翻訳なさった小竹由美子さん&小澤身和子さんが訳される他の本にも大体いつも魅了されるのです……『私にぴったりの世界』は、まさにこのタイトル、装幀、帯文に一目惚れして書店で頬が緩んだのを覚えてます。何歳になっても、あ、いま、とても好きな本と巡り会えた!と実感する時の喜びは特別だなあとしみじみ。

『私のものではない国で』より。初出は、『母の友』!

 誰の母でもない分、私は永遠の娘として自分自身の母親が少女だった頃のことや、母になった妹や親友たちのことを、あれこれ考えを巡らせては、そこから膨らむ物語の予感に浸るのをこっそり楽しんでいます。いつかまた、オカアサン小説、書きたいな。そんな私を招いてくださった『母の友』編集部に、改めて感謝👏

https://www.fujisan.co.jp/product/2059/next/

川内倫子さんの写真も素晴らしいし、読書とは「過去のために現在を投資し、未来へと関係づけるための行為だ」。管啓次郎『本は読めないものだから心配するな』を引用した編集長の巻頭言も素晴らしい『母の友8月号』。